2009.12.02

ストーブリーグ

プロ野球界は、日本シリーズは勿論の事、ドラフト・秋季キャンプも終わり、すっかりストーブリーグに入っている。

そんな中、中日ドラゴンズの河原純一投手が、年棒600万円から3000万円(5倍!!)の大幅アップで契約更改を行ったそうだ。

河原投手は、膝の故障が原因で07年に埼玉西武ライオンズを戦力外となり、トライアウトに参加も獲得球団が現れなかった為、1年間の浪人期間を経て、ドラゴンズにテスト入団した選手だけれど、元は読売ジャイアンツのドラフト1位で、ストッパーとして胴上げ投手にもなった程の選手だ。

そして迎えた今期、3勝15ホールド(防御率1・85)と、中継ぎの1人として文句の無い成績を挙げた・・・だからこその大幅アップだけれど、天国から地獄を見た選手が、こうやって復活するニュースは、素直に嬉しい。
(ドラゴンズの選手でもある訳だし 笑)

ベテランの選手には、プレーをするだけでは無く、兄貴分として若手の選手を引っ張る・姿を見せる事も求められる事が多い・・・苦労人の河原投手が、ドラゴンズ投手陣に与える影響は(勿論、良い意味で)少なくないと思う。
(ライオンズに帰ってきた工藤公康投手は、まさにそれだろう・・・今年のドラフト最大の目玉だった菊池雄星投手のコーチ役も兼ねていると思う。同じ左投手でもあるし)

「今年1年投げられて嬉しかった。テストで取ってもらった気持ちを忘れずに、来年もやっていきたいと思う」
と、河原投手は契約更改後の記者会見で語っていた。

余り語られない部分だけれど、テストで取った張本人・・・落合監督には、こうした情がある。
「場所は与えるから、一度やるだけやってみて、ダメなら辞めた方が良いと思うよ」と言う、厳しくも暖かい情だ。
(勿論、自分の目で確かめて、これなら使えると言う算段もあるとは思うけれど)

川崎憲次郎さん、中村紀洋選手が代表格・・・と言うか、就任1年目には、現有戦力の底上げを表明して、全ての選手を解雇・戦力外にしないで(引退は別)チームを優勝に導いてもいる。

「再生工場」は野村克也さんの専売特許だけれど、落合監督もそう言う意味では、結構な手腕を持っていると思う。
言い方は色々あるけれど、結局は適材適所・・・それぞれの選手の能力を見極め、働き所を見つけてあげる事だから、ベテラン・若手と分ける必要は無い。

落合監督の今期にかける思いは相当だったと思う。
4番とエースが抜けて迎えたシーズン・・・ここ数年ずっとAクラス入りしていたにも関わらず、評論家の何人かはBクラスを予想していた程、チーム力が低下していると見られていた訳だ。

優勝を目指す為には、かなりの準備をしておかなければ厳しい・・・きっと、選手だって同じ思いだったろうと思う。
(穿った見方だけれど、WBCへの選手問題は、こんな所にもあったのでは無いだろうか?)
でも、勝てなかった・・・現状でのジャイアンツとの差は、それくらいあったと言う事だ。

ファン感謝デーでファンの前に出なかった事が、(多くは悪く)言われていたけれど、これは「こんな形でシーズンを終わらせてしまって、ファンの前に出る資格は無い」と思ったからだと思う。
それを言わないのも、落合監督らしい・・・悪く言うのは、そういう落合監督の人情が分からない人だけだ。

落合監督は常々「勝つ事は最大のファンサービス」と語っている。
勿論、勝てば何でも許されると言っている訳では無い・・・勝とうと思わなければ、チームの向上は無いし、球場に足を運んで試合を観戦しているファンが、負けて喜んで帰る事は無いだろう。
そして、勝てなければ優勝は出来ない・・・それが言葉の真意だと思う。

そんな落合監督が、来シーズンに向けて、再び現有戦力の底上げを表明している。
初心に返ってと言う事でもあるとは思うけれど、阪神タイガースが城島健司選手を獲得したり、ジャイアンツも小林雅英投手を獲得したりと、(獲得による)補強を行う中で、何よりも「今年は力がなかった。来年は逆転する可能性も十分ある」と、クライマックスシリーズ終了後に語った事を証明するつもりなのだと思う。

ただ違う事が一つ。
就任1年目と違い、今まで選手を見てきた落合監督が、この方針を打ち出している事だ。
恐らく、先の河原投手と同じ事・・・自分の目で確かめた上での、逆転への自信があるからこその方針のはずだ。

毎年書いているけれど、ストーブリーグは、ファンにとって一番落ち着いていられる時期だ。
逆転の自信・・・その言葉を信じて「暖かく」見守っていきたいと思う。

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2009.11.24

指関係(自分編)

1:先週、「人志松本の○○な話」を見ていたら、島田秀平さんが手相に詳しいと言う事で、解説をしていた。
人差し指と中指の間から、薬指と小指の間にかけてある半円のような線を「エロ線」と言って、人差し指側の線が濃く長いならSで、薬指側の線が濃く長いならMと言う事だった。
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自分では割とM系だと思っていたのに、ドSだった。 ><

2.しかも、その後で、親指の根元にたくさんあればある程、良いと言う「愛情線」の話をしていたけれど、僕、この線メチャメチャある。
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愛情タップリのドSって事??? ><

3.何故か2日前くらいから、左の人差し指が痺れるような感じで痛い。
このブログもそうだけれど、キーボード(パソコン)を叩くのに、ちょっと困る。
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連休中「ゼルダの伝説 風のタクト」「ゼルダの伝説 トワイライトプリンセス」をハシゴでプレイして、久々に引っ張り出してきたGAME CUBEコントローラーのLボタンを押し過ぎた(Lボタン:色々な物を注目する)からだと言う事に気が付いた。 ><

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2009.11.15

平和ボケ?

鳩山由紀夫首相は14日午後、アジア太平洋経済協力会議(APEC)に合わせて開かれた最高経営責任者(CEO)サミットで講演し、紛争や災害の被災者を救援するため、海上自衛艦を活用する「友愛ボート」構想を明らかにした。
紛争地域に自衛隊を派遣するとも取れる発言で、国内で物議を醸しそうだ。
首相は同構想について「日本の自衛艦に自衛隊のみならず、NGO(非政府組織)あるいはアジアの多くの人たちが協力して乗り込んで、紛争があって人の命が危ないとなれば、その船が行って医療などの協力を行う」などと説明。「柔軟に動くことができる船を活用することによって、人の命を救うための体制をアジア太平洋地域の人たちが協力して行う発想だ」と語った。
(時事通信より)

自衛艦は、世界的に見れば立派な「軍艦」で、決して「友愛ボート」と呼ばれるような物では無い。
だからこそ、海外への自衛隊派遣を反対していたと思っていたのだけれど・・・この人(や党)は、野党時代に何を反対してきたのだろう?

どの自衛艦を派遣したいのか分からないけれど、補給艦ですら武装している(していないのは、海洋観測艦くらいだろう)し、軍艦なので機密情報も一杯あるはず・・・それを中・長期間、他国の人に見せる?
一般人と言う名のスパイが乗り込んだら、どうするのだろう?

自衛艦に乗り込むクルーは、自衛隊員に加えて一般人が乗り込む形になる訳だけれど、普通の船とは構造が違うし、居住性を普通の船程に確保している訳でも無い。
(しかも、自衛艦の機能を果たすための最低人員は必要な訳で、確実に定員オーバーになる気がする)

危険な地域に自衛艦を派遣する、と言う考えは間違っていない。
自衛隊は、その為の装備・訓練された人を持つ組織だからだ。
逆に言えば、一般人を連れて行く事を想定していない組織だとも言える。
(可能性の話だけれど、その自衛艦が攻撃を受けた場合、同乗している一般人を守りつつ闘う事になるのだろうか?)

友愛か何か知らないけれど、ここまで馬鹿な発言を、自分の国の首相がしていると思うと、恥ずかしくなる。
(言うまでも無い事だけれど、自衛隊の最高指揮監督権を持っているのは、その首相・・・内閣総理大臣だ)


追記:翌日になって、「平時から活動し、台風や地震などの災害地で救助を行うことが中心になる。紛争地域に乗り込んで医療活動をすることはない」と、発言を一部撤回した。
(翌日になって撤回するような、本当に軽い発言だったと言う事なのだろう)

もっとも、自衛艦に一般人が乗り込む問題は変わらないし、「平時から活動する」と言う意味が良く分からない・・・各国(の一般人)とずっと活動するのであれば、それを目的とした独立的な組織を(自衛隊が母体になるとしても)作った方が、よっぽど効率的だと思う。
(ただ、災害地域の医療活動に関しては、既に消防庁に「国際消防救助隊」と言うスペシャリストが存在しているので、根本的な必要性や存在意義としては、大きな疑問だ)

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2009.11.14

審判の権限

10月26日に行われた格闘技イベント「K-1 WORLD MAX 2009 World Championship Tournament FINAL」(長いよ!!)で行われた、武田幸三vsアルバート・クラウス戦を裁いた角田信朗レフェリーに、3カ月の業務停止処分が下されたそうだ。

13日に行われた、大成敦K-1ルールディレクターの会見によると、「レフェリーの判断したダメージと、視聴者の判断したダメージとの間に、乖離・隔たりが大きく、混乱をきたした為」の処分なのだそうだ。
(但し、あくまでも角田レフェリーからの活動自粛を申し入れ、それを受け入れる形での処分)

この試合は、武田さんの引退試合(2R2分19秒、ドクターストップによるTKO負け)で、僕も見たのだけれど、この処分の意味が良く分からない。

「混乱をきたした」とあるけれど、試合の中で特に混乱があったようには、個人的には全く感じなかった。
(但し、TV中継と言う事で、編集・カットされていた可能性もある)

試合内容を、僕の見た感じで整理すると、

①武田さんが左上をカット(切れる)し、出血
②しばらくは続行していたけれど、フラついている様子を見て、角田レフェリーが試合を中断
③リングドクターの判断(恐らく、カットが深すぎた為)で、試合終了

と言った感じで、ダメージの判断(試合中断のタイミング)は、少なくとも視聴者である僕と、それ程の隔たりは無かったと思う。

何より根本的な話として、レフェリーはリングの上で絶対の権限を持つ(しかも、一番近くで見ている)訳だから、ダメージに関して言えば、視聴者は全く関係が無いはずだ。
(極論を言えば、視聴者は素人で、レフェリーは玄人な訳だし)

ただ、角田レフェリーが正確なレフェリングをしていたかと言うと、疑問は残る。
試合中、クラウス選手の攻撃を受けた後に、武田さんが倒れるシーンが何回かあった・・・これは普通、「ダウン」なのだけれど、ほとんど「スリップ」(滑ったり、バランスを崩して転んだ=ダウンにならない)にしていたからだ。

レフェリー(審判)も人間だから、ミスジャッジはあるし、それもスポーツの面白さの一つとして、理解しているつもりだ。
勿論、試合を裁く事で、盛り上げる要素も無視出来ない・・・「名物レフェリー」なんて言葉は、そうで無ければ生まれない。

しかし、僕が疑問に思ったのは、そこでは無い・・・これは「本当にミスジャッジだったのか?」と言う事だ。
僕には、角田レフェリーが、(ミスジャッジでは無く)意図的にダウンを取らないように見えた。
もしそうなら、余りにも危険な行為だ。

ダウンはカウントを取って間を空け、試合続行が可能か(意識の有無を含めて)確認するけれど、スリップであれば、それが無い。
倒れた本人が意識の無い状態で試合を再開すれば、無防備に攻撃を受ける可能性が大きい・・・これは選手の生命に関わる重大な問題だ。

逆に言えば、それを防ぐ事が可能なのは、レフェリーだけなのだ。
選手経験者の角田レフェリーに、それが分からない訳が無いだろうに・・・。
(むしろ選手経験があったからこそ、引退試合だから、出来るだけ闘わせてあげたいと思ったのだろうか?)

穿った見方をすれば、今回の本質は、こちらにあったように思える・・・以下は仮定の話になるけれど、そう考えれば、角田レフェリー本人の活動自粛の申し入れにも、納得がいく。

K-1は、余りにも実力が違う人間同士のマッチメイクや、ジャッジ(判定)の偏り等、大会のプロデュース全般として「こう言う展開になって欲しい」と言う考えが、結構透けて見える。
(トーナメントを選手に選ばせるシステムなんて、愚の骨頂だ)

最終的な勝敗が演出出来ない中、そうした事で出来るだけコントロールさせたい気持ちは理解出来るし、仕方の無い部分もある。
プロスポーツの基本は「興行」(=見せ物)だからだ。

ただ今回の事は、(仮定の話が本当であれば)その範疇を越えている。
情であれ何であれ・・・どんな理由があったにしても、意図的なレフェリングと言う物があったとしたら、それは「八百長」だ。
そうで無い事を望んでいるし、願いたい。


追記:この件に関して、当事者である角田信朗レフェリーと、武田幸三さんが、ブログでそれぞれ説明や所感を書いている。
(名前の所に、リンクを張っておきました)

これらを読むと、上記で言う所の②が、視聴者的な問題になっていたようだ。
(=角田レフェリーの止めるのが遅かったのでは無いか?と言う事)

であれば、僕の意見は上記した通り・・・止めるタイミングは間違っていなかったと思っている。
竹田さん本人からも、これに関しては納得しているコメントがあるので、それで良いと思う。

但し、僕が書いた問題の本質は(上記したように)そこでは無い・・・と言うか、疑問はより深まった。
レフェリーが選手に肩入れしてレフェリングするような事は、決してあってはならないと思う。
角田レフェリーが書いたように「確固たる信念と経験に基づいたものであるという自負」があったとしたら、尚更だ。

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2009.11.06

愚かな敗者

2009Jリーグ・ヤマザキナビスコカップ決勝戦後、敗れた川崎フロンターレの選手が、表彰式に相応しくない態度を取ったらしい。
(僕はTVで試合を見ていたのだけれど、表彰式は見逃していて、この事は後で知った)

各報道(及び、川崎フロンターレのHP)によると、

1.ロイヤルボックス(表彰を受ける所)を降りる際、ほとんどの選手が、首にかけてもらった準優勝メダルを外す
2.Jリーグ・日本サッカー協会幹部との握手を拒む
3.壁に寄り掛かる、しゃがみ込む
4.森勇介選手が、ガムを噛みながら表彰式に参加

と言った事で、優勝(=勝利)したFC東京のニュースが、すっかり霞んでしまう程の騒動に発展してしまった。
(僕が住んでいる地域は、FC東京を応援しているのだけれど・・・苦笑)

「何様だ!きちっとした態度で表彰式に臨まないと。負けたのは己の責任。教育がなっていない。全ての人に対して失礼。賞金を返して欲しいくらい。(何らかの処分も)考える」

と、表彰式後に激昂した、Jリーグ・鬼武健二チェアマンに配慮したのか、

1.準優勝賞金(5千万円)の辞退
2.チーム幹部3名を3ヶ月間の減俸(10%)
3.森勇介選手の出場停止(試合数未定)
4.メインスポンサー(ヤマザキナビスコ)への謝罪
5.選手代表による鬼武健二チェアマンへの謝罪

と言う(クラブ側の)自主的な処分・対応を、5日に行った。

川崎フロンターレと言うチームは、2000年・2007年にも、このタイトルを逃している・・・今回こそは、と言う気持ちも強かっただろうから、敗れたショックや悔しさは、想像に難くない。

個人的には、決勝戦で負けたチームを何故表彰しなければならないのか、と言う疑問も、確かに持っている。
「準優勝」だからとは言え、その場では敗者な訳だから・・・胸が痛くなるような表彰式も、何度か見ている。
(サッカーだけで無く、他の様々なスポーツの表彰式に関しても、言える事だけれど)

けれど、それでも表彰式と言う場を汚した責任からすれば、本当に軽い処分だと思う。
チーム自体が、ほとんどの選手の関与を認めているのにも関わらず、実際に処分される選手は1名のみだからだ・・・関塚隆監督の(監督)責任も問われていない。

賞金の辞退なんて、当たり前だ。
そもそも「準優勝なんていらない」と考えたから、メダルを外した訳だろうし・・・だったら、準優勝賞金もいらないって事でしょ?
(もらった物を返すだけだから、罰金にすらならないし、選手が減棒している訳でも無い)

ただ・・・・、

日本サッカー協会の犬飼基昭会長は、

「メダルをすぐに外しちゃうような選手がいては勝てない」
「お金を返して済む問題ではない。スポーツ界の恥だ。スポーツをやっている人がやってはいけないことを、大観衆の前でやった。サッカー界としても恥ずかしい」

と、やはり怒っていた(5日)そうだけれど、その同日に日本サッカー協会は、川島永嗣選手・中村憲剛選手(メダルを外した選手達)を、日本「代表」選手(注1)に選出しているのだから、謝罪は済んだと考えているのだろう。
・・・勿論皮肉だけれど・・・協会自体もいい加減な物だなと思う。(苦笑)

今は(この不景気で)プロ・アマ問わず、企業のスポーツ支援が相当厳しくなっている。
(トヨタもF1を撤退しちゃったし・・・これに関しては、また思い付いた時にでも)
そんな中、ヤマザキナビスコは、この大会を第1回である1992年からずっと(開催されなかった1995年を除いて)メインスポーターとして応援している、貴重な企業なのだ。
応援してくれる意味・・・スポンサーは、ただお金をくれる人達だとでも、彼らは思っているのだろうか?

勝者であるFC東京の人達や、ファンは勿論の事、そうした人達の顔に泥を塗った事を含めて、猛省してもらいたいと思う。
自分たちが逆の立場なら、どう思うか・・・そんな当たり前の事すら分からない人間であれば、プロである資格は無い。
愚かな行為は、いつか自分たちの首を絞める事になる。


注1:日本代表として、南アフリカとの国際親善試合(14日)と、香港とのアジア杯予選(18日)が、決定している。

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2009.10.31

そりゃ壊れるよ

この間、何気なく報道ステーションを見ていたら、護衛艦「くらま」と韓国籍コンテナ船「カリナスター」が、関門海峡で衝突した事故のニュースに関して、コメンテーター(解説員?)が、「護衛艦があんなに簡単に壊れてしまうなんて、驚いて・・・」と言う(類の)話をしていた。

映像で見ると、確かに艦首部分が大きく破損してるなぁ・・・って、ちょっと待てよ。
軍艦なのに何故あんなに壊れたのって意味で言っているの?

あの・・・。

1.現在の(世界のこのクラスの)主力水上艦は、ほとんど装甲板を持っていない。
・装甲板がたくさん張られている軍艦なんて、戦艦や空母とかの大型艦(但し戦艦は、現役では存在していない)くらいな物だろう。
しかも大型艦であっても、装甲板は船体の重要区画(指揮司令室や弾薬庫等、被弾したら困る所)しか張られる事は無い。
(この護衛艦は駆逐艦クラスだから、最低限の場所しか張ってないだろうし・・・)

2.あれだけの大質量の物同士がぶつかれば、壊れ無いのがおかしい。
・排水量7000トン前後の船同士が、ほぼ直角に衝突(カリナスターの横から、くらまの艦首が当たっている)している訳で、個人的には、これくらいで済んで良かったと思っているくらいだ。
昔の軍艦だったら、相手の船にぶつけて沈める為に、衝角(しょうかく:ラム)が付いていたけれど・・・先のコメンテーターは、コンテナ船を沈めて欲しかったのだろうか?

3:壊れる=弱い訳では無い
・装甲板(直接的防御)をほとんど持っていないとしても、間接的防御がある訳で・・・攻撃を受けて壊れたとしても、軍艦ならば(普通の船以上に)簡単に沈まない(&戦闘を維持出来る)工夫が凝らされている。
(現に、あれだけ破損した後でも、ちゃんと自力航行してた訳で)

別に知ったかぶりをするつもりも無いけれど、コメンテーターだったら、もうちょっと気の利いたコメントをして欲しい。
それでお金もらってるんでしょ?
(結局、何が言いたかったのか、良く分からなかったし・・・知らなかったってアピール?苦笑)

自衛隊の装備は税金で賄われている訳で、その金額=防衛費は、世界でもトップクラスだ。
この事件の本質をニュースで伝えるのは勿論だけれど、自衛隊の装備を正確に知る事、それを伝えるのも、ジャーナリズムでは無いかと思う。
税金が正しく使われているのかを知る事は、国民にとって重要な話であるはずだ・・・他の問題と何も変わらないと思う。


追記:余談だけれど、これを書いていて、軍事評論家の江畑謙介さんが、先日亡くなったのを思い出した。
僕が東京に出てきた頃・・・とあるゲーム(軍事絡み)の設定に関わって、氏の著書には本当にお世話になった。
今回の事を(気付いて)書けたのも、その時に勉強させてもらっていたからだ。
この場を借りて、御礼申し上げます。合掌。

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2009.10.24

本物を越える日

毎日新聞のコラム「憂楽帳」の中で、若者が自動車に興味を持たなくなったという理由として、トヨタ自動車幹部の言葉を、下記の様に紹介(注1)していた。

「家庭用ゲーム機がいけない。あんなリアルな遊びがあったら、車なんか要らなくなっちゃう」

車が要らなくなる程のリアルな遊びとは、恐らく「グランツーリスモ」シリーズや、「Forza」シリーズに代表される、ドライビングシミュレーターと呼ばれるジャンル(注2)を指しているのだと思う。

シミュレーター(=シミュレーション)とは、実験・訓練を目的とし、複雑な事象・システムを定式化して行う模擬実験(Wikipediaより)の事だ。

「息を呑むような最高峰の映像クオリティと、車の挙動の徹底再現を実現する、最先端のシミュレーションテクノロジー・・・」(Forza Motorsport 3紹介サイトより抜粋)

22日に発売された「Forza Motorsport 3」を、大ファンである友人のミツは満喫していると思う(笑)けれど、上記の売り言葉にあるように、シミュレーターは性質的にリアルを目指す物なので、そう言う意味では(皮肉なようだけれど)、最大の褒め言葉だと思う。
でも、業界人の一人として・・・喜びつつ否定するべきだろう。(笑)

テレビゲームは、バーチャルな世界と一括りに例えられる事が多いけれど、先に書いた意味から、正確にはシミュレーションこそが、仮想現実を体験する物になると思う。

それを実現するための要素として、グラフィック面は勿論の事、複雑な物理エンジンを可能にする演算処理面等・・・家庭用ゲーム機の進化と共に成長してきたジャンルの筆頭だろう。

でも、少なくとも現在のテクノロジーでは、完全なシミューレーションは不可能と言って良いし、例え出来たとしても、ゲームにとって「リアル」は、時に邪魔になる。

映画等にも通じる事だけれど・・・リアルっぽく見せる為の演出だけで無く、カッコ良く(&効率よく)見せる為のウソは一杯あるし、ゲームがエンターテインメントである以上、それが(良い意味で当たり前の)限界だと思う。(注3)
(言葉は悪いけれど、ゲームにおけるドライビングシミュレーターは、現実世界の良いトコ取りをしているだけだとも言える)

だから、そう言う意味で僕は、(現実の車とゲームの車に関して)相互に楽しんできたけれど、同一視した事は無い。
それぞれに違う楽しみがあると思っているけれど、もしゲームに負けているのだとすれば・・・この幹部に聞きたい。
「あなたは、ゲームに負けるような物を作っているのですか?」

まず本物が無ければシミュレーターにする事は出来ない訳だけれど、魅力の無い物をゲームとしてシミュレーションする事は無い。
ドライビングシミュレーターが生まれたのは、今まで生まれてきた車が、素晴らしい「リアル」だったからだ。

ゲームクリエイターがドライビングシミュレーターに採用し、その素晴らしさをプレイヤーに伝えられる・・・所有欲を喚起する車を、是非これからも開発して欲しいと思う。


注1:トヨタ自動車幹部の言葉を、引用として使ってはいたけれど、記者の意図としては、そう言う(引用)理由では無く、若者に魅力のある車(コラムの中では、「デートカー」と呼ばれる若者の心を掴むスポーツカー)が無くなった事を理由にしていた。
僕も基本的には同意見だけれど、やや違う考えも持っている・・・最近のエコブーム等によって、「車=悪」と言う図式になってきている事が大きいのかなぁと。
個人的には、本質を見ていない所も多い(ブームだから)危険性を憂慮しているのだけれど、正論が通じないのも、またブームならではの話なので・・・頭の痛い所だ。

注2:最近のゲームジャンルは、やたらオリジナルな物を付けたがる傾向にあるけれど・・・まとめると、こう言う事。(笑)
ちなみに、車を扱ったゲームには、上記に挙げたタイトル以外にも、非リアル系(マリオカート等)の物も存在しているけれど、それらは通常、その他のジャンル(レースゲーム等)に分類される。

注3:だから、多く言われるようなゲームに(関する)否定的な意見は、決定的に間違っている。
現実と仮想現実の区別が付かない、と言う観点で論じられる事が多いけれど、それはゲームの問題で無く、(区別が付かない事がもしあれば)個人の問題のはずだからだ。
但し、ゲームで扱う「シミュレーション」のネタは、かなり広範囲に渡っている(仮想現実の体験その物を面白さに置いている為)し、「車」も、その1つに過ぎない事は確かだ。

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2009.10.22

つぶやき4

結局・・・「郵政官僚化」って事?(笑)

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2009.10.12

良薬口に苦し

クライマックスシリーズに出場するチームが、全て出揃った。

両リーグそれぞれ、初出場のチーム(東京ヤクルトスワローズ・東北楽天ゴールデンイーグルス)があり、そう言う意味では導入して良かった(注1)と思う。

特に東北楽天ゴールデンイーグルスは、僕も何回か(このブログで)取り上げたし、中日ドラゴンズ出身選手が多い球団(注2)でもあるので、そういう意味での思い入れもある。

球団創設5年目にしての出場で、しかも最終順位は2位なので、第1ステージ(vs福岡ソフトバンクホークス)は、ホームで開催する事が出来る。

遂にと言うか、よくぞと言う感じで、選手・ファンの喜びも大きいだろうと思っていたら・・・噂としては以前より何度か出ていたけれど、野村克也監督が今期限りで退任と言う事らしい。

 ①現役監督中で最高齢(74歳)から来る健康面
 ②年俸1億5000万円(推定)のコスト面

と言う事なのだけれど、恐らく球団フロントも、まさかCSに出場出来るとは思っていなかったので、今期限りを既定路線に動いていたんだろうと思う。
(野村監督も語っていたけれど、このタイミングでの発表もおかしいと思う・・・CSに与える影響は少なくないだろう)

これ程の実績を作った人に対して、余りにも失礼で、馬鹿な話だ。
(しかも「実績は関係無く、あくまでも契約」なんて事も言ったらしい・・・楽天におけるプロスポーツは、何を基準に契約してるのだろう?)

何よりも馬鹿だなぁと思うのが、コストの話だ。
大概のスポーツニュースを見ていれば、試合後の野村監督コメントを、(勝っても負けても)ほとんど扱っている。

球団創設元年でも、前任者である田尾安志さんは、ここまで扱われる事が無かったと思うし、後任監督が誰になるのかは知らない(注3)けれど、野村監督で無ければ、こういう事は無いだろう。

楽天と言う球団の広報に、一役も二役も買っていたと思う・・・その宣伝効果を考えれば、年棒分なんて、余裕で稼いでいると思う。

野村監督自体は、ああ言う人(笑)なので、球団にとって耳の痛い話も平気でしてしまう・・・そう言う所が癇に障ったのかも知れない。
「名誉監督」就任要請と、背番号「19」を永久欠番にする話を打診したと言う事だけれど、これだって都合の良い時に引っ張り出したいだけの意向が透けて見える・・・(本人には悪いけれど)長嶋さんと同じだ。

そんな野村「名誉」監督に、何の魅力も無い事は明らかだ。
彼の誰よりも「現役」に拘る姿勢は、本当に美しいと思っている・・・断って、男を貫いて欲しい。

泥臭くても本当に強くなりたいと思うチームには、とても「効く」監督なので、横浜ベイスターズに来て欲しいと言う人もいるけれど、そういう意味で、僕は広島東洋カープが合うんじゃないかなと思っているし、見てみたい。
(伝統的な広島野球は、野村野球とも方向性は同じだと思うし)

広島は、野村謙二郎さんへの次期監督要請が決まっているけれど・・・その次に「野村」繋がり(笑)で、広島フロントのみなさん、どうでしょう?
年棒がネックになるか・・・野村監督、最後のご奉公のつもりで、どうですか?(笑)


注1:今シーズンの場合、セ・リーグの3位であるヤクルトが、借金(負け越し)のままクライマックスシリーズを迎える事になる。
仮にヤクルトが日本一にでもなれば、物議を醸すような気もするけれど、元々そう言う(敗者復活戦的な)意味合いを含むシリーズなので、それは仕方無いかなと思う。
CS導入で、シーズンの意義が薄れると言う見方も出来るし、逆に言えば(CS出場の為)シーズン最後まで消化試合がほとんど無かった見方も出来る・・・メリット・デメリットの問題だと思う。
(これに関しては、また思い付いた時に書いてみたい)

注2:ドラゴンズから金銭トレードで移籍した鉄平選手が、今シーズンの首位打者を獲得した。
「九州のイチロー」と言われた彼らしいタイトル・・・入団(ドラゴンズに)した時から応援していたので、本当に良かったなぁと思う。
4番を務める山崎武司選手(こちらも元ドラゴンズ)も、本塁打・打点リーグ2位でチームを牽引したし、こう言う選手が「生きる」トレードこそ、本当のトレードだと思う。

注3:今期限りで広島を退団する、ブラウン監督と言う噂もある・・・Aクラスに上げる事も出来なかった、実績の無い監督に何故?
・・・コネ的な話?(笑)

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2009.10.06

つぶやき3

「首相と選挙の前から政策問題を話してきて、与党3党合意にモラトリアムを盛り込んだ。齟齬なんか起きようがない。私はハトを守るタカだ。」

・・・鷹じゃなく、亀でしょ?(笑)

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