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2009.09.24

強いチーム

プロ野球セ・リーグは、読売ジャイアンツが33回目(3年連続)の優勝を果たした。
昨シーズンの優勝と違い、盤石と言った感じでの優勝だ・・・選手・監督・関係者・ファンの皆さん、本当におめでとうございました。

危ない場面を強いて挙げれば、中日ドラゴンズの猛追で1.5ゲーム差に迫られた時だけれど、それ以上には近付けない・・・とにかく負けない(現段階で、引き分けの数がドラゴンズの1に対して、9もある)強さがあった。

最終的に、疲れの見えてきたドラゴンズを直接対決で突き放し、天王山らしい天王山を迎えず、そのままフィニッシュと言う感じで、ドラゴンズファンとしては、悔しいと言うより、キツネにつままれたような気分だ。(笑)

今のジャイアンツの強さは、何と言っても用兵の上手さにあると思う。
長いシーズンを闘う上で必要な事は、まず選手を集める(=戦力面で優位に立つ)事・・・この部分に関して、ジャイアンツと言うチームは昔から抜群だ。

ただ今までは、使い方が下手だった。
宝の持ち腐れと言うか・・・獲得した選手が機能しなかったり、拘った起用も多かったから、そこに付け入る隙もあった。
(「生え抜きがいない」と言われていた時代は、ここに起因する部分が大きかったと思う)

しかし今は・・・用兵の上手さと書いたけれど、そんな選手でも、同列に扱う(高いお金で獲得したからとか、事情に関係の無い)厳しさがある。
ある種の公平さと言っても良いと思うけれど、それがあるから若手も奮起し、チームが活性化した。

・・・と書けば、美しい話なんだけれど・・・。
これは普通のチームの場合(=一般的な見解)で、ジャイアンツの場合は、そうじゃ無いと思っている。

同列に扱うと書いたけれど、これは裏を返せば「同列に外す」事でもある・・・極論すれば「使えなければ死ぬ」環境で生き残った人間だけが、チームにいられる(=使えるから)世界を、ジャイアンツと言うチームは構築しているのだと思う。

使えない選手の見切りは、とても早い・・・二岡選手のように(スキャンダルもあったけれど)、坂本選手が育ったからこそ「安心して」トレードに出された選手もいる。

選手を集められる力があるからこそ、こう言う(ある種非情な)手段を講じる事が出来る。
そういう意味で、やり方は昔から変わっていない・・・先鋭化しただけだと思うし、そんな中で生き残る為には、それを疑う事すら出来ないはずだ。

そういう意味で、原監督は素晴らしい、恐ろしい監督だと思う。

そんなジャイアンツと言うチームに、ペナントレースは完敗だったドラゴンズが、クライマックスシリーズでどう闘うのか・・・勿論、3位との闘いに勝たなければチャレンジ出来ないけれど、是非リターンマッチして欲しい。
本当に強いチームに勝てば、それだけ嬉しいと思うから。


追記:原監督は、優勝後に読売新聞へ寄せた手記の中で、ドラゴンズ批判をしたらしい。
抜粋すると、
① WBCへドラゴンズの選手は1人も出場しなかった事
② 野球の本質を理解した選手が多く、いつもスキのない野球をしかけてくるが、スポーツの原点から外れた閉塞感のようなものに違和感を覚えることがある
事で、「今シーズン最初の3連戦(ナゴヤドーム)3連勝が出来た事は、格別の感があった」と結んでいる。
原監督の気持ちとしては、WBCの恨みをペナントレースで返した、と言う事なのだろうか・・・?
そうだとしても、敗者への配慮が無いこのコメントを読むと、スポーツの原点を云々言われる筋合いは無いと思う。

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