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2009.12.02

ストーブリーグ

プロ野球界は、日本シリーズは勿論の事、ドラフト・秋季キャンプも終わり、すっかりストーブリーグに入っている。

そんな中、中日ドラゴンズの河原純一投手が、年棒600万円から3000万円(5倍!!)の大幅アップで契約更改を行ったそうだ。

河原投手は、膝の故障が原因で07年に埼玉西武ライオンズを戦力外となり、トライアウトに参加も獲得球団が現れなかった為、1年間の浪人期間を経て、ドラゴンズにテスト入団した選手だけれど、元は読売ジャイアンツのドラフト1位で、ストッパーとして胴上げ投手にもなった程の選手だ。

そして迎えた今期、3勝15ホールド(防御率1・85)と、中継ぎの1人として文句の無い成績を挙げた・・・だからこその大幅アップだけれど、天国から地獄を見た選手が、こうやって復活するニュースは、素直に嬉しい。
(ドラゴンズの選手でもある訳だし 笑)

ベテランの選手には、プレーをするだけでは無く、兄貴分として若手の選手を引っ張る・姿を見せる事も求められる事が多い・・・苦労人の河原投手が、ドラゴンズ投手陣に与える影響は(勿論、良い意味で)少なくないと思う。
(ライオンズに帰ってきた工藤公康投手は、まさにそれだろう・・・今年のドラフト最大の目玉だった菊池雄星投手のコーチ役も兼ねていると思う。同じ左投手でもあるし)

「今年1年投げられて嬉しかった。テストで取ってもらった気持ちを忘れずに、来年もやっていきたいと思う」
と、河原投手は契約更改後の記者会見で語っていた。

余り語られない部分だけれど、テストで取った張本人・・・落合監督には、こうした情がある。
「場所は与えるから、一度やるだけやってみて、ダメなら辞めた方が良いと思うよ」と言う、厳しくも暖かい情だ。
(勿論、自分の目で確かめて、これなら使えると言う算段もあるとは思うけれど)

川崎憲次郎さん、中村紀洋選手が代表格・・・と言うか、就任1年目には、現有戦力の底上げを表明して、全ての選手を解雇・戦力外にしないで(引退は別)チームを優勝に導いてもいる。

「再生工場」は野村克也さんの専売特許だけれど、落合監督もそう言う意味では、結構な手腕を持っていると思う。
言い方は色々あるけれど、結局は適材適所・・・それぞれの選手の能力を見極め、働き所を見つけてあげる事だから、ベテラン・若手と分ける必要は無い。

落合監督の今期にかける思いは相当だったと思う。
4番とエースが抜けて迎えたシーズン・・・ここ数年ずっとAクラス入りしていたにも関わらず、評論家の何人かはBクラスを予想していた程、チーム力が低下していると見られていた訳だ。

優勝を目指す為には、かなりの準備をしておかなければ厳しい・・・きっと、選手だって同じ思いだったろうと思う。
(穿った見方だけれど、WBCへの選手問題は、こんな所にもあったのでは無いだろうか?)
でも、勝てなかった・・・現状でのジャイアンツとの差は、それくらいあったと言う事だ。

ファン感謝デーでファンの前に出なかった事が、(多くは悪く)言われていたけれど、これは「こんな形でシーズンを終わらせてしまって、ファンの前に出る資格は無い」と思ったからだと思う。
それを言わないのも、落合監督らしい・・・悪く言うのは、そういう落合監督の人情が分からない人だけだ。

落合監督は常々「勝つ事は最大のファンサービス」と語っている。
勿論、勝てば何でも許されると言っている訳では無い・・・勝とうと思わなければ、チームの向上は無いし、球場に足を運んで試合を観戦しているファンが、負けて喜んで帰る事は無いだろう。
そして、勝てなければ優勝は出来ない・・・それが言葉の真意だと思う。

そんな落合監督が、来シーズンに向けて、再び現有戦力の底上げを表明している。
初心に返ってと言う事でもあるとは思うけれど、阪神タイガースが城島健司選手を獲得したり、ジャイアンツも小林雅英投手を獲得したりと、(獲得による)補強を行う中で、何よりも「今年は力がなかった。来年は逆転する可能性も十分ある」と、クライマックスシリーズ終了後に語った事を証明するつもりなのだと思う。

ただ違う事が一つ。
就任1年目と違い、今まで選手を見てきた落合監督が、この方針を打ち出している事だ。
恐らく、先の河原投手と同じ事・・・自分の目で確かめた上での、逆転への自信があるからこその方針のはずだ。

毎年書いているけれど、ストーブリーグは、ファンにとって一番落ち着いていられる時期だ。
逆転の自信・・・その言葉を信じて「暖かく」見守っていきたいと思う。

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