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2017.03.23

悔しいと思える幸せ

WBC日本代表の戦いが終わった。
見た感想を正直に言えば、難しい試合だったの一言だ。

試合中の雨(霧雨のように、ガスっているようにも見えた)や、アメリカ代表チームの投手の攻め方が、低めの動くボール(2シーム)で、よくコントロールされていた事等・・・何度も試合を止めてしまっていたビデオ判定を加えても良い。
そう言う膠着した試合展開では、ミスをした方が負けるのが、勝負の鉄則・・・そして、2度起きた守備のミスが失点に繋がり、そのまま終了した。

小久保監督の試合後のコメントはTVで観ていたけれど、以下にまとめてあったので、改めて読んでみた。

【WBC】米国に1点差惜敗の侍J・小久保監督「ミスは責められない」「1点が遠かった」
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170322-00010018-fullcount-base

試合展開に関しては、僕が見解を書いた通りだし、選手達のミスを責める気は、僕にも無い。
それぞれの場面では、仕方の無い面がある(特に2失点目)し、ネットのコメント等でも、誰も責められないという論調がほとんどだ。
でも「1点が遠かった」というコメント(=采配)には、敢えて異を唱えたい。
・・・天の邪鬼な性格だからってばかりじゃないよ。(笑)

1つだけ気になった点を挙げると、
「全体的に受け身な展開になり、流れを引き寄せるような采配を見てみたかった」
という事になる。

確かに日本代表の投手陣の出来は良かった・・・特に、先発の管野投手・2番手の千賀投手は、期待通りの投球をしたと言って良い(失点は、先に書いた通り、守備絡みでもあるので)と思う。
但し、それぞれが投げたイニング(6回・2回)は、正直長すぎたと思っている。
恐らくこれは、当初から予定されたイニングだと思うし、勝っている展開であれば、それでも構わないのだけれど、先制されて追いついて、更に引き離された試合展開(しかもロースコア)の中で、積極的な投手交代は出来ないのかなぁと思って観ていた。

9回表で3人の投手(平野・宮西・秋吉投手)を注ぎ込んだのだけれど、これでは正直遅すぎる・・・1戦必勝の中で、満遍なく7人の投手を投入した(回の途中でも替えていた)アメリカ代表に比べると、ピンチを迎えた所での継投等も無く、追いつこうというチームの勢いが付くような継投は無かったのかなぁと思う。

後もう1点としては、攻撃のリズムだ。
アメリカ代表の投手陣は、特に中継ぎ以降に変則的な投手を揃えていたのもあるけれど、とにかく低めに丁寧に投げていたのが印象に残った。
1点が遠い・・・いわゆる「後1本が出ない」展開になったのは、これが最大の理由だと思うけれど、8回裏の攻撃で、代打の内川選手がヒットで出塁して、1番・山田選手が送りバントをして2塁に進めていた。

確かに山田選手は今大会で調子が良かったとは言えなかったけれど、トリプルスリーを2年連続した程の選手が、ここで送りバントなのかぁと思った・・・逆に山田選手程の選手が送りバントという事で、前打席でHRを放っている2番の菊池選手に賭けたのかも知れないけれど、やはり僕には消極的な采配に移った。
(日本代表は裏の攻撃だったので、1点差を最低でも追いつくという選択も、全く理解出来ない訳では無いけれど)

冒頭に書いたように、難しい試合だった事は間違い無いし、これらの事は結果論的な話とも言える。
相変わらず、国際試合なのに(対戦相手である)アメリカの審判が何故か入っているし、WBCの決勝ラウンドはかなりのアウェイだった・・・選手層の厚みからしても、今までで一番力が入ったアメリカ代表であった事は間違い無い。
その中で、これだけの接戦を演じた事は、評価するべきだとも思うし、前回も書いたように、戦前の下馬評が高くなかったチームでもあるから、最低限のノルマは達成したと言えるだろう。
(何だかんだ言って、全ての大会で準決勝以上に進出している訳でもあるし)

でも、だから、やはり・・・勝って欲しかったなぁ。 ><
手も足も出して、互角以上に戦った上での敗戦・・・素晴らしいチームだったと思う。

そして、敢えて苦言は呈したけれど・・・小久保監督。
「侍ジャパンとして開幕前にリスクがありながらこのユニホームに袖を通してくれた選手に感謝したいです。本当に悔しい負けですけど、選手はよくやったと思います」
このコメントは最高だ。
代表監督として、責任を立派に果たしたと思う。

ペナントレースという本番はこれからだけれど、最高の出だしになったと思うし、(毎回そうだけれど)この盛り上がりを繋げていかなければならない。
いや、繋げていってくれるだろうと確信している・・・選抜高校野球大会も行われているしね。
選手・監督・コーチ・関係者の皆さん、本当にお疲れ様でした。

追記:今日(3/23)行われた決勝戦で、アメリカ代表はプエルトリコ代表を8-0で破り、初優勝を果たした。
単純に比較は出来ないけれど・・・アメリカ代表を一番苦しめたのは、やはり日本代表だったんだなぁと思う。
選手・監督・コーチ・関係者の皆さん、おめでとうございました。

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